生物はなぜ死ぬのか

科学・テクノロジー

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :小林武彦
  • 出版社   :講談社
  • 定価      :900円+税
  • 発売日   :2021年4月14日
  • 新書      :224ページ
  • ISBN-10:4065232171
  • ISBN-13:978-4065232170

『よむかも』な本のレビュー

  • 『生物はなぜ死ぬのか』よむかも。
  • この本は、生物学の本みたいね。
  • 医療や健康の情報など。人は死なないためにいろんな努力をしてる。
  • それでも、生き物はやがて必ず死んでしまう。
  • なぜ?
  • この大問題について根本から考える書。
  • 話は宇宙の起源から始まる。やがて地球が生まれ、生命体が登場する。
  • それ、すなわちRNA(リボ核酸)の誕生である。
  • RNAは自己複製と自己編集をくり返す。
  • そして度重なる偶然によって、より効率的に増えるものが生き残る。
  • それ、すなわち進化である。
  • 死んだものは、生き残ったものの材料になる。
  • たくさん死んで、生き残るのはほんの僅か。
  • その僅かに生き残ったものもいつかは死ぬ。
  • すなわち、死ぬものがいなければ進化はない。
  • 過去、地球には生物の大量絶滅が5回あったらしい。
  • 恐竜をはじめ多くの生物が死んでくれたおかげで現代、哺乳類の時代がきた。
  • すなわち、死がなければ今いる私たちもここにはいない。
  • 生物の死には2種類ある。
  1. アクシデントによる死
  2. 寿命死
  • 前者は他の生物に食べられたり、病気になったり、飢えたりして死ぬ。
  • 後者は遺伝的にプログラムされている。
  • ヒトの場合、脳と心臓以外の細胞は、細胞分裂をして生まれ変わる。
  • でも無限にくり返せるわけじゃない。
  • 細胞分裂ではDNAが複製されるけど、何度も複製するとエラーやミスが増える。
  • それが病気、たとえば癌の原因になる。
  • 今のところヒトの寿命はだいたい115歳くらいが限界なんだとか。
  • ひとりの人間にとって死は不条理なものだ。
  • しかし生物全体で考えると無数の個体の死が全体の生を支えている。
  • ――みたいな話みたいな。
  • (死は怖くない。けど死に伴う苦痛が怖い、みたいな)
Amazon.co.jp

コメントする?

タイトルとURLをコピーしました