『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :幸田正典
- 出版社 :筑摩書房
- 定価 :900円+税
- 発売日 :2021年10月7日
- 新書 :260ページ
- ISBN-10:4480074325
- ISBN-13:978-4480074324
『よむかも』な本のポイント
- これ、あれだよね。踊り食いや活け造りの是非に発展する系のアレ的な。
- ロブスターを生きたまま熱湯に入れちゃダメみたいな。
『よむかも』な本のレビュー
- 『魚にも自分がわかる:動物認知研究の最先端』よむかも。
- 賢いのはヒトと霊長類だけだ!
- そんなデカルト以来の西洋哲学で築かれてきた常識。
- そこにいま、激震が走ってる!?
- この本は「魚の自己意識に関する報告」だ。
- 著者の研究室は「世界で唯一」その研究に取り組んでいるんだって!
- そして、それは「実は、ヒトと魚はそれほど違わない」って話に。
- ホンソメワケベラという体長10cm程度の魚に鏡を見せる。
- ――と、やがてはそれが自分の鏡像であることに気づく。
- さらに、喉に寄生虫風の印をつけておく。
- ――と、それを知った魚は砂底で印を擦り落そうとする。
- 脊椎動物の中で最も下等だとされてきた魚。
- しかし実は「自己を認識することが可能なのか?」
- 実験結果を認めまいとするあれやこれやに、ガリレオばりにさらされる。
- それでも著者は認知科学などの定説を覆す発表を続々と世に放ってる!
- 動物観のパラダイムシフトをもたらしてくれる、刺激的な一冊。
魚にも自分がわかる ――動物認知研究の最先端 (ちくま新書)
魚が鏡を見て、体についた寄生虫をとろうとする!? 「魚の自己意識」に取り組む世界で唯一の研究室が、動物の賢さをめぐる常識をひっくり返す! == 「魚が鏡を見て、自分の体についた寄生虫を取り除こうとする」。そんな研究が世界を驚かせた。それまで...
コメントする?