『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :リンダ・ノックリン
- 翻訳 :坂上桂子
- 出版社 :筑摩書房
- 定価 :1500円+税
- 発売日 :2021年12月13日
- 文庫 :432ページ
- ISBN-10:4480510907
- ISBN-13:978-4480510907
『よむかも』な本のポイント
- 19世紀の名画の政治的な背景を読み解く名著が文庫化され話題に。
- 西洋絵画のオリエンタリズムだとか、植民地主義だとか、地域差別だとか。
- 以前から気になっていたんだよねー。
- ……ほ、ホントだよ?
『よむかも』な本のレビュー
- 『絵画の政治学』よむかも。
- この本は、19世紀の名画の政治的な背景を読み解く名著、その文庫化だって。
- まあね、自分が無自覚に鑑賞していた西洋絵画。
- そのオリエンタリズムだとか、植民地主義だとか、地域差別だとか。
- 以前から気になっていたんだよねー。……ほ、ホントだよ?
- どの章もとても学べる内容になってるって話。
- 表紙の絵はスーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」って話。
- この絵については第9章にて綴られていて、唸らされるそう。
- 一見、休日の湖畔でくつろぐ市民たち。
- しかしこれ、資本主義社会における人間の非人格化を批判的に描いてる。
- 反ユートピア的光景、な、なんだって!?
- 人々が無表情で、なんかちょっと不気味だな。点描画だからかな。
- なんて、深く考えてこなかった自分にはまさに目からウロコ!
- ……ほ、ホントだよ?
- 当時の社会的背景、スーラの人物像、絵の中のモチーフ――
- どれも丁寧に解説されていて、謎解きのような面白さがあるんだって。
- そこには一抹の希望も込められているとの指摘に至るまで、う~ん納得です。
- 他にも、ドレフュス事件で反ユダヤ主義に回ったドガとその作品について。
- こちらも興味深く読めるみたいな。
- 絵画好きなら必読の一冊みたいね。
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