- 『男が介護する:家族のケアの実態と支援の取り組み』よむかも。
- 著者:津止正敏 出版社:中央公論新社
- 定価:820円+税 発売日:2021年2月24日 新書:256ページ
- ISBN-10:4121026322 ISBN-13:978-4121026323
- 家族の介護は妻や娘、息子の妻など女性が担うイメージあるある。
- それが今日、事態は一変したという。
- 家族を介護する「男性」は現在100万人を超えた。
- 同居の主たる介護者の3人に1人は男性である。
- この本は、男性介護者たちの実態を肯定的かつ多角的に探ったもの。
- 著者の人は「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」を2009年に設立。
- 育児を担うイクメンならぬ、介護を担う「ケアメン」と向き合ってる。
- そも男性が介護を担うのは「孝行」を重んじる江戸時代には当たり前だった。
- 実際、武士が介護のために休業する制度も整っていたらしい。
- それが女性の務めに移行したのは、明治以降の話。
- そして現代、「介護の世界では『もう嫁は絶滅危惧種』」といわれてる。
- かつては介護者の半数を占めていた「子どもの配偶者(嫁)」は1割以下に。
- 介護保険制度や介護サービスの多様化で介護はなんとかなってる?
- でも家事のやっぱ負担は重い。ときには男のプライドが邪魔をすることも……。
- そんな男性固有の悩みも受け止めようじゃないか。目指すは――
- 「離職しなくていい介護」「24時間365日介護漬けにはならない暮らし方」
- 「介護」というテーマは重い。でも暗い本にはなってない。
- むしろこの本こそ明日を照らす希望の書である!
- (図やデータで示される基礎データは介護の実態を知るのにうってつけ)
- (そしてもうひとつよむかもな理由。ケアメンは現代の武士である!)
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