『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :中村稔
- 出版社 :青土社
- 定価 :2400円+税
- 発売日 :2021年9月8日
- 単行本 :264ページ
- ISBN-10:4791774027
- ISBN-13:978-4791774029
『よむかも』な本のポイント
- まず森鷗外『渋江抽斎』を読むか、森鷗外『渋江抽斎』を読むを読むか……
- ――って、よく悩むのは私だけ?
『よむかも』な本のレビュー
- 『森鷗外『渋江抽斎』を読む』よむかも。
- 史伝『渋江抽斎』は森鴎外の最高傑作として名高い。
- その『渋江抽斎』を中村稔さんはどう読むのか。
- 中村さんは詩人で弁護士――どう読むのか気にならないといえば嘘になる。
- 冒頭の抽斎の詩。
- 鴎外「抽斎の不平が二十八字の底に隠されてあるのを見ずにはいられない」
- 中村「抽斎を困窮や栄達を意に介しない人物として牽強付会に捉えている」
- なかなか手厳しい。
- 対して、時代風俗の描写は高く評価してる。
- 「のだ平」のかまぼこはうな丼以上のぜいたく品だったこと、などなど。
- 抽斎が生きた時代の風俗を知るのにいいんじゃね、みたいな? たぶん。
- あなたなら森鷗外『渋江抽斎』をどう読む?

森鷗外『渋江抽斎』を読む
幕末から維新直後まで、動乱期に生きた人々の宿命と風俗弘前藩の医官で儒者の渋江抽斎と、妻で稀代の才媛五百など渋江家の人々を始め、幕末から維新直後の動乱に翻弄される宿命にあった多彩、多様な人間像と、動乱期の時代風俗の興趣により魅了する森鷗外の史...


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