東京復興ならず:文化首都構想の挫折と戦後日本

社会・政治

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :吉見俊哉
  • 出版社   :中央公論新社
  • 定価      :960円+税
  • 発売日   :2021年6月22日
  • 新書      :312ページ
  • ISBN-10:4121026497
  • ISBN-13:978-4121026491

『よむかも』な本のポイント

  • 言わんとすることはわかるけど、仕方ない部分もあると思うの。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『東京復興ならず:文化首都構想の挫折と戦後日本』よむかも。
  • 戦ひに敗れた日本の新しく生れ来る大きな指標は「文化日本」の建設である。
  • ――読売新聞1945年9月11日掲載だって。
  • 焼け野原からの東京の復興は「文化」が中心となるはずだったって話。
  • 戦後に計画された文化都市構想を軸に、現在までの東京の街の発展を考察。
  • 上野、湯島、小石川を、大学を中心とした文教地区として開発――
  • 東京を英オックスフォード化する計画があったらしい。
  • 古代ギリシャや中世欧州のような大広場を中心としたインフラ整備計画も。
  • しかし、こうした計画は結局実現しなかった。
  • なぜか?
  • それは、戦後の日本人が「文化」より「経済」を最優先したためだという。
東京復興ならず-文化首都構想の挫折と戦後日本 (中公新書 2649)
空襲で焼け野原となった東京は、戦災復興、高度経済成長と一九六四年五輪、バブル経済、そして二〇二〇年五輪といった機会を経るたびに、破壊と大規模開発を繰り返して巨大化してきた。だが、戦後の東京には「文化」を軸とした、現在とは異なる復興の可能性が...

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