月夜の森の梟

文学・評論

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :小池真理子
  • 出版社   :朝日新聞出版
  • 定価      :1200円+税
  • 発売日   :2021年11月5日
  • 単行本   :176ページ
  • ISBN-10:4022518006
  • ISBN-13:978-4022518002

『よむかも』な本のポイント

  • 『愛さずにはいられない』よむかも。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『月夜の森の梟』よむかも。
  • 「夫婦揃って直木賞作家」
  • 藤田宜永さんが亡くなったのは2021年1月のこと。
  • 37年間連れ添った。「かたわれ」を看取ったあと。
  • 喪の時間を綴った随想集。
  • 片付けられずにいた夫のデニムをゴミ袋に詰めた日。
  • 喪中葉書の宛名リストを作っているとき。
  • 書き損じの年賀状に綴られた夫の文字を見つける。
  • 別の日。
  • 小箱に入れられた犬のお守りの中から出てきた小さな白いカード。
  • そこにある夫の文字は、妻の健康と幸せを祈っていた。
  • 録画していた映画やドラマの一覧表。
  • 誰のものかわからない電話番号。
  • 洗濯機のそばの操作メモ。
  • ふと目にする夫の文字が、記憶の引き出しを開ける一冊。
月夜の森の梟
「年をとったおまえを見たかった。見られないとわかると残念だな」(「哀しみがたまる場所」) 作家夫婦は病と死に向きあい、どのように過ごしたのか。残された著者は過去の記憶の不意うちに苦しみ、その後を生き抜く。心の底から生きることを励ます喪失エッ...

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