『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :吉村昇洋
- 出版社 :オレンジページ
- 定価 :1500円+税
- 発売日 :2021年9月2日
- 単行本 :148ページ
- ISBN-10:4865934537
- ISBN-13:978-4865934533
『よむかも』な本のポイント
- 非常に具体的な整理整頓本だ。
- 調理道具のメーカーまで指定されるのはちょっと…だと?
- 甘ったれるな! まず守、そして破、からの離だ!
- (注:とっても丁寧な本です)
『よむかも』な本のレビュー
- 『心とくらしが整う禅の教え』よむかも。
- いわゆるハウツー本。整理整頓の。
- いまや数多ある書籍の一つだと言えそう。
- けど、この本には他の類書とは違う確固たる特徴がある。
- それは「非常に具体的だ」ということ。
- 「調味料はこれ」「調理道具はどこそこの会社のこれ」といった感じ。
- 掃除についても雑巾の絞り方からその手順まで懇切丁寧。
- 丁寧すぎて雑巾の種類にまで言及してる。
- まさに手取り足取り。
- ……いや、でもそこまで指定する必要ある?
- でも、この通りにすれば確かに写真の通りに整理整頓できる事実。
- どちらかといえばマニュアル人間な私にはうってつけの本と言えそう。
- この手の本は精神論が大半で、結局読んだだけで満足しちゃうパティーン。
- 著者の人も臨床心理士として病院に勤務する傍ら兼業でお坊さん。
- まさに現代のリアルなお坊さんって感じで逆に好感が持てる。
- お坊さんといえば、たしかに「字がキレイそう」「部屋がキレイそう」
- でもまあ、みんながみんなそうじゃないよね。
- 部長さんはみんなゴルフが趣味なのか、っていうとそうじゃないみたいな。
- このお坊さんは整理整頓が上手なタイプ。
- けど、先天性というより後天性ってイメージ。
- 心とくらしが整った状態に憧れ、しかし実際には整えられない……。
- そんなジレンマを経験したからこそ書けるんだろうな、って感じひしひしと。
- 日本には「守破離」という文化がある。
- 「守」は、師や流派の教え、型などを忠実に守り、身につけること。
- 「破」は、他の師や流派の教えや型も学び、良いものは取り入れ発展させる。
- 「離」は、教わった型から離れ、独自のスタイルを確立させること。
- この本はまさに「守」
- まず、ここに書かれていることを守る。さすれば汝、整えることができる。
- あなたも、私も、誰でも。
- うん、読まない手はないよね、な一冊。
心とくらしが整う禅の教え
心とくらしが整う禅の教え
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