『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :小谷野敦
- 出版社 :幻冬舎
- 定価 :900円+税
- 発売日 :2022年3月30日
- 新書 :256ページ
- ISBN-10:4344986490
- ISBN-13:978-4344986497
『よむかも』な本のポイント
- そういう視点、ええ、嫌いじゃあありませんとも。
『よむかも』な本のレビュー
- 『川端康成と女たち』よむかも。
- 文学作品はその時々の価値観で評価される。
- ゆえに「不朽の」だとか「永遠の」とかいった形容はすべきじゃあない。
- それが著者の人の主張なんだって。ちょっと癖がありそうだよね。
- そんな著者の人は高2年の時に『眠れる美女』にドはまりしたそうな。
- この本は、そんな『眠れる美女』の著者である川端康成作品を吟味していく。
- 文学賞受賞の際にノーベル委員会が言及した『雪国』『千羽鶴』『古都』
- それすなわち「芸者」「お茶」「京都」
- ――西洋人のジャポニズム・イメージ
- 要するに『雪国』とは、温泉芸者・駒子とのくんずほぐれつ。
- そのことを「情緒的に美しい」と感じなければ、ただただくんずほぐれつ。
- ジャポニズムとは関係ないけど『山の音』『眠れる美女』の方がよくね?
- ――って話も。
- プロット下手、ボーイズラブやロリコン趣味の真偽なども。
- 文豪の意外な一面も知ることができるんだって。
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