ベリングキャット:デジタルハンター、国家の嘘を暴く

ノンフィクション

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :エリオット・ヒギンズ
  • 翻訳      :安原和見
  • 出版社   :筑摩書房
  • 定価      :1900円+税
  • 発売日   :2022年3月30日
  • 単行本   :368ページ
  • ISBN-10:4480837221
  • ISBN-13:978-4480837226

『よむかも』な本のポイント

  • ふつうのインターネットで部屋から一歩も出ずに真相を暴く調査報道の実相。
  • まさに安楽椅子探偵。誰でも安楽椅子探偵になれる。そんな時代。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『ベリングキャット:デジタルハンター、国家の嘘を暴く』よむかも。
  • ベリングキャットとはなんぞや?
  • 一言でいえば「インターネット探偵集団」!?
  • ネットの力を使って、世界で今起きている様々な悪事や嘘を暴く!
  • (――って、なにそれカッコいい!?)
  • 名前の由来はイソップ童話の「ねずみの相談」みたい。
  • 「猫に鈴をつければ事前に危険が察知できてよくね?」
  • 「いいね! ……で、誰がつける?」
  • 「…………」――みたいな!
  • 2014年にウクライナ上空で起きたマレーシア航空17便襲撃事件の真相究明!
  • 2018年、元ロシアスパイ、スクリパリ父娘毒殺未遂事件の容疑者調査!
  • ウクライナ侵略のロシアがジュネーブ条約を破りクラスター爆弾使用の事実!
  • べリングキャットがまさに「鈴をつけた」事件は世界中で報じられてる!
  • その活動を描いたドキュメンタリー映画はエミー賞も受賞してる!
  • べリングキャットはプロのジャーナリストではなかった。
  • 戦地に行くわけでも、容疑者を尾行するわけでもない。
  • べリングキャットの駆使するツールは、なんと普通のインターネット!?
  • ネット上の地図情報であり、検索サービスであり――
  • それらは誰もがアクセス可能なオープンデータベースなのだ!!!
  • この本は、創設者たる著者がべリングキャットを組織するに至った経緯。
  • そして、その調査報道の詳細を明かす!
  • イギリス人のヒギンズさんは普通の一般企業のサラリーマンでした。
  • ネットでニュースを検索して読むのが大好きなひま人でした。
  • しかし2011年8月の「アラブの春」
  • 「あれ? YouTubeの動画とGoogleマップで最前線の位置特定できるんじゃね?」
  • インターネット上のサービスとコンテンツとデータベースを活用。
  • で、部屋から一歩も出ずに、マスメディアも到達できなかった真相に到達!
  • (――って、すごくね???)
  • まさにそのことに気づいたヒギンズさんはべリングキャット創設へ。
  • 仲間を募ると、兵器マニア、現地の地理や語学に詳しい地元関係者――
  • 集まったのは、すなわち非メディア人たちだった!?
  • ネット上に集まった知恵と知識を編集――
  • もって、ジャーナリズムの方法論をバージョンアップ!
  • 今、べリングキャットは、オープンソース調査の輪を広げようとしてる。
  • ワークショップ、世界のメディアとも連携しようとしてる。
  • 日本では「スローニュース」が翻訳記事の配信を開始。
  • この本が教えてくれるのは「誰でもマスメディア時代」の到来だ。
  • インターネットとスマートフォンはあらゆる人をジャーナリストに。
  • (誰でもジャーナリスト、デジタルハンター、私もなってみたいし!)
ベリングキャット ――デジタルハンター、国家の嘘を暴く (単行本)
国家は平然と嘘をつく。 その虚偽を真っ先に暴いたのは大手メディアではなく、 オンラインに集う無名の調査報道集団だった。 世界中が注目する彼らの活動を初公開する。 大手メディアも驚くほどの速さと正確さで次々にスクープを飛ばし、いまや世界中から...

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