名著の話:僕とカフカのひきこもり

ノンフィクション

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :伊集院光
  • 出版社   :KADOKAWA
  • 定価      :1500円+税
  • 発売日   :2022年2月16日
  • 単行本   :192ページ
  • ISBN-10:4044005591
  • ISBN-13:978-4044005597

『よむかも』な本のポイント

  • こういう話を私もしてみたい、っていう憧れはある。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『名著の話:僕とカフカのひきこもり』よむかも。
  • この本は『100分de名著』3冊分の、伊集院光さんと指南役のアフタートーク。
  • 3冊とはすなわち――
  • カフカ『変身』、柳田国男『遠野物語』、神谷美恵子『生きがいについて』
  • 私の場合は「そも『100分de名著』とはなんぞや?」って話。
  • 『100分de名著』はNHK Eテレの教養番組なんだって。
  • 古今東西の名著から毎月1冊を取り上げて25分ずつ4週かけて読み解いていく。
  • 対象となった本に詳しい人物を指南役としてお招き。
  • 女性アナウンサーが進行役で、彼女の隣にいつもいるのが伊集院光さん。
  • 伊集院光さんの役割とは「未読の人」
  • 専門家の話を聞き、感想を述べ、素直な疑問を投げかける。
  • まぁふつうに考えて既読の人よりも未読の人の方が多いよね、って話。
  • つまりは、視聴者の代表としているのが、伊集院光さんってわけね。
  • とはいえ、ただただ無知を晒すだけじゃない。
  • 本の内容に即した自身の体験や実感を絶妙な言葉にしてみせる。
  • その発言は時に専門家さえも唸らせる。
  • さすが話芸に秀でたお笑いタレントさんであるっていうよね。
  • そんな伊集院光さんが「読んだことがある人」となった後、もう一度語る。
  • すなわち『100分de名著』のアフタートーク。対談集。
  • それがこの本ってわけね。
  • 取り上げられるのは、先に挙げた3冊。
  • それぞれの専門家とともに改めて読解していく。
  • その展開には、読書の醍醐味が満ち溢れてる、って話。
  • 伊集院光さんはここでもやっぱり本の内容を自分の経験に引き寄せて語る。
  • 副題にもあるように、例えば『変身』なら「僕とカフカのひきこもり」
  • きっかけは専門家が示した「虫=役に立たない」とのキーワード。
  • 不登校の末に高校を中退した経験から、これを一気に理解したという。
  • 今では「僕の名著」になった、とまで書いている。
  • そこにあるのはまさに幸福な読書体験。
  • 3冊の本が読みたくなること請け合いです。
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