他者の靴を履く:アナーキック・エンパシーのすすめ

人文・思想

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :ブレイディみかこ
  • 出版社   :文藝春秋
  • 定価      :1450円+税
  • 発売日   :2021年6月25日
  • 単行本   :304ページ
  • ISBN-10:4163913920
  • ISBN-13:978-4163913926

『よむかも』な本のポイント

  • シンパシーはよく聞くけどエンパシーはあまり聞かない気がした。
  • アナーキックとサイキックはちょっと似てる気がした。
  • エンパシー、シンパシー、テレパシー、みたいな。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『他者の靴を履く:アナーキック・エンパシーのすすめ』よむかも。
  • 2019年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が話題に。

  • その中でも強く印象に残る「誰かの靴を履いてみること」
  • 「エンパシーとは何か」
  • イギリスの中学校に通う息子の試験問題に対する答えだ。
  • 『他者の靴を履く』はエンパシーについて掘り下げたエッセー。
  • (ただし、学究的内容で論文などの引用も多い)
  • (なので、その後の息子君の姿を期待する人にはちょっと肩透かしかも)
  • エンパシーとは「他人の立場に立ってみる」
  • しかし、単純な日本語訳「共感・感情移入」では収まらない意味がある。
  • 「彼女は、シンパシーのある人だったが、エンパシーのある人ではなかった」
  • 元秘書によるサッチャー評ね。
  • 自分の身の回りの人には優しく思いやりがあった。
  • でも、一般庶民には冷酷で、福祉予算を容赦なく削った。
  • 庶民出身の彼女だが、他者の痛みを理解する力(エンパシー)に欠けていた。
  • モリ・カケ・サクラには優しいのにオリンピックに反対する人は反日的って。
  • これもエンパシーがないと言えそうだよね。
  • とはいえエンパシーも決して万能じゃない。
  • 悪い人に感情移入しすぎると、そっちに引きずり込まれるかも。
  • 朱に交わっても赤くならないためには……?
  • アナーキック・エンパシー。(サイキック・テレパシーではない)
  • 自分の芯をしっかり持って、エンパシーを発揮せよ!
他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ
他者を学ぶこと、考えること、想うこと。 すべてはきみの自由のため。 ブレイディさんの熱い直球を受けとめろ! ――福岡伸一 差異を超克するすべを人類は持ち得たのか、 読み手の知性が試される一冊。 ――中野信子 他者はあまりに遠い。“共感”だけ...

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