『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :杉田俊介
- 出版社 :集英社
- 定価 :920円+税
- 発売日 :2021年9月17日
- 新書 :296ページ
- ISBN-10:4087211827
- ISBN-13:978-4087211825
『よむかも』な本のポイント
- 理論的な男性も考えてくれてるみたい。
『よむかも』な本のレビュー
- 『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か』よむかも。
- #MeToo運動――私も、私もって、何が私もなのって、セクハラ被害私もって。
- ジェンダー平等が叫ばれてる昨今。
- 多かれ少なかれ、誰もが性差について考えさせられる昨今。
- 女性たちは「みーとぅ! みーとぅ!」
- でも、男性たちも不安になり、困惑し、戸惑ってる……。
- そこで、はい出ましたこの本。
- そんな迷える男性たちへの本。
- ――女性は、自分が女性であることを日々実感させられがら生活してる。
- ――しかし、男性たちよ諸君よ、君たちはどうか?
- ――自分が男性であるとそれほど強く意識せずとも暮らしていけるのでは?
- この非対称な現実に気づいていない男性が少なくないって。
- だから、男女間で話がかみ合わなかったりするんだって。
- では、どうしたらいいの?
- 「何が偏見であり差別なのか、自分にはわからないかもしれない」
- そんな不安、居心地の悪さ――すなわち、無知と無力から始めてみませんか?
- その通り!
- ……なんだけど、この本読むと不安と戸惑いが倍増する人いるかもって。
- あまりにも勉強勉強してるからね。
- (そのために首を傾げてしまう女性もいるかもしれないね)
- でもこの本、じつは続編にあたる理論編なんだって!?
- (前著はこちら『非モテの品格』、理論じゃない実感ベースの話はこちら)
- そんなわけで、この本は勉強モード全開。ジェンダー論の基礎から攻める。
- とはいえ、この本自体が男性の悩みの深さを示しているともいえる。
- (そんな男性には、やっぱり敬意を示すべきかも)
- で、とりあえず結論は。
- ――正しさを暴走させがちな男性こそまず自分の傷つきやすさを受け入れる。
- ――そんでもって他者へのケア責任を果たす。
- ――それすなわち、まっとうさである。
- 女性に比べると男性はこれまであんまし自分と向き合ってこなかった。
- 「男性たちはまず、自分たちのことを自分たちで考えるべき」
- 女性たちもそこから始めたんだよって話みたいね。
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