『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :井川直子
- 出版社 :文藝春秋
- 定価 :1900円+税
- 発売日 :2021年5月13日
- 単行本 :384ページ
- ISBN-10:4163913688
- ISBN-13:978-4163913681
『よむかも』な本のポイント
- 緊急事態宣言の翌日から拾い集められた一流店シェフたちの肉声。
『よむかも』な本のレビュー
- 『シェフたちのコロナ禍:道なき道をゆく三十四人の記録』よむかも。
- 2020年3月11日、WHOは新型コロナウイルス感染症のパンデミックを宣言。
- 2020年4月9日、日本政府は緊急事態宣言を発出。
- そして「3密」を避けるべく外出自粛要請。休業要請。
- 密閉・密集・密接の3条件が揃いがちなのが飲食店での飲食行為。
- それは一気に「感染症学的憂慮すべき行為」へ。
- 日常的な楽しみの場であった飲食店への国民の意識・感情はひっくり返る。
- 客は飲食店に行かなければいい。
- しかし飲食とともに生き、それを生業とする人々はどう置き去りにされたか。
- 「営業しても地獄、しなくても地獄」
- 補償などほぼないに等しい道なき道を歩んだ34人の飲食店店主、シェフたち。
- 緊急事態宣言の翌日から2ヵ月余り。
- 第一波と呼ばれる期間に緊張と当惑の中から発された、生々しい肉声。
- 名店と呼ばれるレストラン、寿司店、バー。
- フードライター・井川直子さんが取材。
- 自主休業。座席の間引き。感染対策の店づくり。大量のキャンセル。
- 食材の大量廃棄。営業時間の短縮、前倒し。テイクアウトへの業態シフト。
- 力尽きて休業。あるいは再開。新しい船出――。
- 一つ一つが示唆に富む物語。
- アーティスティックな感性と信念を持ち、日々自ら手を動かす。
- 顧客と五感のコミュニケーションを続けるオーナーシェフたち。
- 彼らが未曾有の社会的有事をどう考え、どう行動したか。
- 飲食店にはますます、一回の貴重な外食を満足させる、責任感が必要になる。
- グチや美談だけじゃ終わらない。
- 哲学や自負から生まれる経営者たちの発想にインスパイアされる一冊。
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