『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :ゴンサロ・M・タヴァレス
- 翻訳 :木下眞穂
- 出版社 :河出書房新社
- 定価 :2950円+税
- 発売日 :2021年5月24日
- 単行本 :272ページ
- ISBN-10:4309208282
- ISBN-13:978-4309208282
『よむかも』な本のポイント
- 帯にジョゼ・サラマーゴってあるし。白の闇読んだことあるし。
- でも、この本は「王国」四部作の第三作らしく。
- 他の三部作はまだ邦訳されていないらしい。
- シリーズは第一作から順番に読みたい私がここにいるよ。
『よむかも』な本のレビュー
- 『エルサレム』よむかも。
- 病のために一睡もできないミリア。夜明け前に教会へ……。
- だが、まだ扉は閉ざされていた。
- 苦し紛れに元恋人のエルンストに電話する。
- 彼はすぐに家を飛び出す。
- 一方、ミリアの元夫のテオドールは娼婦を探して町を歩いていた。
- 彼の息子カースは、そんな父親を探している。
- ――複数の人間が絡み、テンポよく場面は切り替わる。
- 彼らの過去と現在が語られていく。
- テオドールは精神科医で、ミリアはかつての彼の患者。
- エルンストは、ミリアが結婚後に入院先で知り合った相手。
- 複雑な人間模様。
- そんな彼らが町をさまよううち、もっと複雑な事態が発生。
- 最後の数ページで衝撃を受けるはず。
- それは偶然が引き起こした一夜の悪夢ではない。
- 長きにわたる精神的な暴力と支配の結果なのだ。
- 人を暴力と支配に屈服させるのは、他人だ。
- 己の肉体であり、過去であり、そして得体の知れない何かなのだ!
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