やさしい猫

文学・評論

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :中島京子
  • 出版社   :中央公論新社
  • 定価      :1900円+税
  • 発売日   :2021年8月19日
  • 単行本   :416ページ
  • ISBN-10:4120054551
  • ISBN-13:978-4120054556

『よむかも』な本のポイント

  • 知らないを教えてくれる好著。
  • 在留外国人向けガイドブックとして読めるリアル。
  • どんな家族も幸せが一番です。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『やさしい猫』よむかも。
  • 98%負ける。そんな裁判に立ち向かっていく親子の小説である。
  • クマさんは、スリランカ出身。日本で自動車整備士として働く。
  • 震災ボランティアでシングルマザーの保育士ユミさんと出会う。
  • 彼女の娘も認める仲になる――。
  • 結婚までの経緯が綴られる前半部は、国境を超えたジグザグの恋バナ。
  • 人によっては退屈に感じるかも。が、本当の波乱は結婚直後に起こる。
  • (全体の四分の一くらい? まあ、がんばって読んでみてよ)
  • 結婚式を目の前にして工場倒産、クマさんは失業してしまう。
  • ミユキさんに心配をかけまいと働き先を探そうとする。
  • だが、見つからない。
  • そうこうするうち「在留資格の期限」が切れる。
  • 入国管理局に相談に行ったら、そのまま戻れなくなってしまう。
  • 不法残留者。
  • 入館施設に収容されてしまったのだ。
  • (なんで? いや、わかるけど、なんで?)
  • ここから始まる家族の闘い。
  • 必ず、夫(父)を取り戻す。
  • 入館行政の問題点、審理のやりとりに絶句する。
  • 入館相手の裁判の様子はとってもリアル。
  • 外国人処遇の現実が描かれている好著。
  • (ネットの評価・感想はとてもいい。在留外国人向けガイドブックとしても)
Amazon.co.jp: やさしい猫 (単行本) : 中島 京子: 本
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