ミイデラゴミムシは熱々のガスを出すのに普段体中がガスだらけにならないのはなんで?
ミイデラゴミムシは熱々のガスを出すのに普段体中がガスだらけにならないのはなんで?
- 答えは、材料を混ぜて熱いガスをつくり出し、すぐ噴射するから。
- 「へっぴりむし(おならをする虫の意味)」とも呼ばれる。
- 熱々のガスを出すミイデラゴミムシや近縁のホソクビゴミムシの仲間たち。
- 敵に襲われるとおしりから高温のガスを噴射して身を守る!
- このガスの温度は100℃近くに達して、しかも好きな方向に噴射できる。
- 優れた防御手段なんだ。
- でも、どうやって高温のガスをつくるんだろうね?
- ミイデラゴミムシは、普段はガスの材料となる物質を別々に貯めてる。
- (ガスの材料となる物質とは、ハイドロキノンと過酸化水素)
- 敵に襲われると、それらの材料を噴射口近くの丈夫な袋に送って混ぜる。
- さらに、化学反応を加速させる働きを持つ酵素を混ぜる。
- それによりベンゾキノンという刺激性の強い物質と水を一瞬でつくり出す。
- この際、多量の熱が発生、その熱で水が蒸発して熱い水蒸気になる。
- それがベンゾキノンを含む熱いガスとなって敵に噴射されるしくみなんだ。
- 普段はガスの材料を別々に貯めてるから、体が熱くなることはない。
- そして体中がガスだらけになることもないってわけね。
- (キメラアントにいるよね、ミイデラゴミムシ!)
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