- 答えは、レコード盤の溝に音の振動が刻んであるから。
- レコード盤の表面には細い溝があって、V字型の谷のようになっている。
- この溝の両側の「斜面」に音の振動が凹凸の変化として刻まれている。
- この凹凸をレコード針でなぞっていくと、針が細かく振動する。
- 振動はコイルで電流の強弱に変換され、その信号は増幅器で増幅される。
- そしてスピーカーから音が出る。
- 音は空気の圧力の変化が鼓膜に届くことで知覚される。
- 音には「大きさ、音程(音の高さ)、音色(音の彩り)」の3つの要素がある。
- 大きさは空気の圧力、音程は周波数、音色は波形でそれぞれ決まる。
- 録音するときは、空気の振動をマイクで捉えて電気信号に変換。
- 振動の変化(時間の経過による変化)をそのままレコード盤の溝に刻む。
- (実際は、音を刻んだマスター盤をもとにプレスして大量生産)
- この録音方式を最初に考えたのは、19世紀後半のアメリカの発明家エジソン。
- (さすが発明王エジソンすごー)
- 最初は、スズ箔やロウでできた円筒を使っていた。
- 円筒を回転させながら、ラッパ形のマイクで音を捉えて、針を振動させる。
- そうして直接音を刻んで録音していたんだ。
- 録音した筒の溝に針を当てて筒を回転させる。
- と、針が振動して録音した音が聞こえるってしくみ。
- その後、平らなレコード盤に刻む方法が発明された。
- 20世紀前半にはアンプを使って音を電気的に増幅する技術が開発された。
- レコードのような録音再生方式を「アナログ方式」っていうよ。
- 最近のオーディオは、コンピューターと同じデジタル方式だね。
- これは、音の信号を数多くの細かい点に分解。
- それぞれに0か1の符号をつけて録音再生するやり方なんだ。
- デジタル方式ではノイズのない、きれいな音で再生できる。
- でも「温かみが足りない!」って言う人もいるね。
- だから現在でも、アナログ方式のレコードが見直されていたりもするよ。
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