- 答えは、スルガノオニビなど新種の深海魚が見つかっているよ。
Let’s find me!
- 静岡県の南側に広がる駿河湾は、急勾配で深くなってる。
- だから海岸からわずか2km沖に出ただけで、海底の深さが500mにもなる。
- 特殊な地形をしているよ。
- そのため「深海生物の研究を行うのに最適な環境」と言われているんだ。
- 東海大学海洋学部の研究グループは駿河湾で深海魚の調査を行ってきた。
- そしてスルガビクニン、オナガインキウオ、ミツバインキウオ――
- クサウオ科に分類される新種を発見してきた。
- 2019年10月にはスルガノオニビも発見したと報告された。
- 研究グループは2014年から2016年にかけて深海魚を調査してきた。
(用いられた船は東海大学が所有する小型の調査船「北斗」ね!) - このとき水深1432~1562mでクサウオ科の魚2個体を採集――
- この2個体の身体を詳しく調べた結果、歯の数や胸鰭の骨の形などが違う!?
(これまでに知られているクサウオ科の魚と異なってる!) - ゆえに「新種である」と判断したんだね。
- 新種を発見したからには学会に報告しなきゃならない――
- そのためには種名をつける必要がある!
- こうしてつけられた和名「スルガノオニビ」はあの「鬼火」に由来してる。
- (日本の怪談に登場するあの「鬼火」)
(丸い頭部に細長い尾部を持つ形、青白い体色が鬼火に似てるってこと!) - 属名と種小名で成り立つ学名については「Paraliparis hokuto」
(インキウオ属「Paraliparis」+調査船・北斗「hokuto」) - 実はスルガノオニビは先に新種として発表した3種より早い時期に採取してた。
- しかし新種だと断定するのに時間がかかった。
(すでに知られているクサウオ科の魚類と形状がよく似ていたため) - 前にも話したとおり、新種を判定するのはかなーり難しいことなんだね……。
- それでも駿河湾ではこうした新種の深海魚が発見されてる。
- 駿河湾ではこれからも思いもよらない発見があるかもしれないね!
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