『デジタル・デビル物語 女神転生』は1987年発売のファミコン・RPG・レトロゲーム。『真・女神転生』や『ペルソナ』の原点!
AUTO・仲魔システム・悪魔合体、ディストピア的な世界観やSF設定が時代を先取りしていたゲームだよ
『デジタル・デビル物語 女神転生』の基本情報
- ジャンル:RPG
- 発売元 :ナムコ(開発元:アトラス)
- 発売日 :1987年9月11日
『デジタル・デビル物語 女神転生』の対応機種
- ファミリーコンピュータ
- スーパーファミコン(旧約・女神転生―リメイク版―)
- Nintendo Switch(ナムコットコレクション―ファミコン版の移植―)
など。
『デジタル・デビル物語 女神転生』のストーリー
1980年代後半の日本。高校3年生の中島朱実は美少年。周囲からやっかみを受けがち。しかも天才プログラマー。「悪魔召喚プログラム」を完成させてしまう。
(……とはいえ、もしも悪魔召喚プログラムで悪魔うじゃうじゃ呼び出したら、日本どうなっちゃうの?)
稼動実験を躊躇していると、告白してきたから振った女の子の逆恨みで、空手部主将にボコボコにされた。もう、やるっきゃない。倍返しだ!!
悪魔召喚プログラムによって召喚された魔王ロキやセト。中島の命令なんかガン無視。人間たちを襲いはじめる。
(マジかよ……)
中島自身にも危機が迫ったそのとき、彼を救ったのは転校生の白鷺弓子だった。弓子は日本創造の女神・イザナミ神の転生体だという。そして中島自身はその夫、イザナギ神の転生体だった――
前世からの深い因縁と絆によって結ばれていた二人。熾烈な戦いの末、ついに悪魔たちを撃退する。しかし、ロキやセトの消滅により魔界の力の均衡は崩れた。大魔王ルシファーは人間界征服に乗り出す。その足掛かりとして、大魔宮を建造。事態を知った中島と弓子は、ルシファー打倒のため大魔宮に挑む。
(そしてここからがゲームの話)中島と弓子は大魔宮を冒険して、大魔王ルシファーを倒す。魔宮は崩れ、この世に再び平和が訪れるのだった。
『デジタル・デビル物語 女神転生』のプレイ雑感
『メガテン』といえば、いまでもシリーズが続いてたり派生作品が人気だったりする、超有名タイトルだよね!
『デジタル・デビル物語 女神転生』はその第一作、メガテンの原点となった作品だよ
正直、「何が女神転生なんだろ?」って、ずっと疑問だったんだけど、今回第一作目のストーリーをちゃんと調べてみて、はじめて「女神転生」の意味がわかったよ。「あ、ヒロインの弓子が女神イザナミの転生体だったんだ」ってね。弓子、けっこうかわいいよね!
『デジタル・デビル物語 女神転生』は、よくも悪くもレトロゲームだからね。冒険してボスを倒すんだなって、オーソドックスなRPGであることはわかるんだけど、ストーリーを理解するのはほぼ不可能だもんね
原作小説があるんだって。昭和のラノベ。当時としてはけっこう先をいってる内容に思えるんだよね
メガテンファンなら持っておきたいバイブル的な感じ?
私は、主人公が中島ってところにもなんか惹かれるんだよね
美少年天才プログラマーって、まさに主人公って感じだけど、中島が主人公のゲームって他にないんじゃないかな。「おーい磯野ー! 野球しようぜ!」なイメージが強いし
――『中島 主人公』で検索してみたら、中島敦だって
山月記! って思ったけど、文豪ストレイドッグスね
たぶんゲーム化されてるよね。他にもあったね、中島が主人公のゲーム
まあ、ソシャゲだと主人公って感じじゃなくなるけど、たしかにね
十二国記の主人公も中島じゃなかったっけ?
中嶋ね
じゃあ、やっぱりゲーム化されてるとなると――
じつはけっこうあったね、中島主人公ゲーム
話が逸れたけど、『デジタル・デビル物語 女神転生』は、ストーリーもさることながら、ゲームシステムも時代の先をいってる感じだよね!
「AUTO」とかはドラクエだと1990年代の『Ⅳ』で出てきたシステムだし、「仲魔システム」や「悪魔合体」は「ドラクエモンスターズ」を彷彿とさせるよね
ディストピア的な世界観やSFっぽい設定の数々も、80年代後半から90年代の世紀末の世相の中で流行したものらしいんだけど、本作は「なんかホラーっぽい……」って理由で当時はあまり流行らなかったんだってね
たしかに子どもには雰囲気恐すぎる感じだけど、もったいないよね
『真・女神転生』や『ペルソナ』がいまでも人気なように、世紀末を乗り越えた現代にも通じる色あせない内容だもんね
メガテン、ペルソナファンでルーツとなる本作を未プレイの人や、プレイ環境がある人にはやってみてもらいたいレトロゲームだね
おしまい。
コメント