『真田十勇士』は1988年ケムコ(コトブキシステム)より発売のファミコン・RPG・レトロゲーム。仲間を集めてラスボスを倒す。王道の和風RPGって感じだけど、HPが家来の命の数ってところが変わってる!
絶対に敵の攻撃はくらえないね
『真田十勇士』の基本情報
- ジャンル:RPG
- 発売元 :ケムコ(コトブキシステム)
- 発売日 :1988年6月27日
『真田十勇士』の対応機種
- ファミリーコンピュータ
- iPhone、Androidなどの携帯アプリ版
『真田十勇士』のプレイ雑感
うん、和風RPGっていうのもあるけど、これは一風変わったRPGだと言ってもいいんじゃないかな?
そうだね。『真田十勇士』は小説や映画なんかでも有名な話。本作は、プレイヤーキャラの真田幸村を操作して、父・昌幸の命により諸国を巡って仲間の十勇士を集め、徳川家康を倒すというストーリー
仲間を集めてラスボスを倒す! まさにRPGを端的に説明したようなシンプルな内容。マップもバトルも『ドラクエ』テイストでそこらへんはとくに変わったところは見られない
でも、実際にプレイしてみると『ドラクエ』とは全然違うゲームだって思えるんだよね
- レベルがなく、HPが家来の数(兵力)でこれが多いほど攻撃力が高くなる。
- 兵力は敵との戦闘時「はなしあう」コマンドなどで補充することができる。
- 家来には忠誠度があり兵糧を与えると増加、これが高いほど攻撃力UPする。
「はなしあう」はなんか『メガテン』シリーズの「仲魔」システムを彷彿とさせるコマンドだよね! 兵力とかは『信長の野望』っぽい。そもそも、当時メーカーが提示したジャンルは「シミュレーションRPG」なんだよね。やってみるとRPGなんだけどさ
家来の命の数がHPになってると思うと「絶対に敵の攻撃はくらえない!」って思うよね。なんかこれって戦時の日本の考え方を現してるみたいで妙にリアルに感じられる。「人の命は消耗品」みたいな
特攻隊だっけ? そういうのってじつは真田幸村の時代から、ひょっとするとそれ以前からも日本にあったのかもしれないね
まあ、『三国志』とか見ると、日本だけの話じゃないんだろうけど、なんとなく日本の悪しき風習だったイメージが強いよね――歴史教育のためなのかな?
ともあれ「絶対に敵の攻撃はくらえない!」って思いながらやると緊張感があるよね!
まあ、くらうんだけどね
そんな『真田十勇士』なんだけど、RPGをやり慣れてると「つまらない」って感じるかと思ったんだけど、これがけっこう面白い!
やっぱり「仲間を集めてラスボスを倒す」っていうシンプルなところがいいのかな? 仲間を集める過程も「つぎはどんなやつなんだろ?」ってワクワクするし
『真田十勇士』はなぜか携帯アプリ版が充実してる
『Google Play』や『App Store』の評価を見ると「ファミコン版とは別物になってる……」って、あまり評価は高くないみたいなんだけど、現代でもプレイしやすいレトロゲーム
グラフィックやBGMが減ってるあたり、当時プレイしたユーザーからの不満の声が原因みたいだけど、「家来の命がHP」っていう「RPGとしては独特のシステム」はいきてるみたいだから、未プレイの現代っ子なら新鮮さを感じられるかもしれないね!
そのあたりはプレイした人の話をぜひ聞いてみたいところだね
おしまい。
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