- 『女系天皇:天皇系譜の源流』よむかも。
- 著者:工藤隆 出版社:朝日新聞出版
- 定価:810円+税 発売日:2021年1月13日 新書:240ページ
- ISBN-10:4022951052 ISBN-13:978-4022951052
- 女性宮家は創設すべきか、女性天皇は認められないのか。
- この本は、そんな議論に一石を投じるって。
- 天皇は古来、万世一系により継承されてきた。と、私たちは聞かされてきた。
- でも「古来」っていつやねーんって。
- 人、それは『古事記』『日本書紀』だという。じゃあさ、その前は?
- 「無文字文化時代まで視野に入れて考えないと話にならない」て著者の人が。
- 軍国主義の時代、皇室の歴史は紀元前660年にはじまるとされていた。
- 紀元前660年って縄文時代末期か弥生時代やぞ!?(ってたしかに)
- 古代には「古代の古代」と「古代の近代」があるんだって。
- 「古代の古代」は、文字がなかった縄文・弥生・古墳時代。
- 「古代の近代」は、文献資料が残る西暦600年前後~奈良時代。
- 記紀が編纂されたのは「古代の近代化」が進んだ時代。
- 当時の日本は、先進国である唐の思想を手本にしてた。
- つまり記紀の天皇の系譜が男系に整えられているのは――
- 「唐皇帝の男系男子継承を模倣した」結果。
- 創作や改変や捏造の可能性もある。
- それ以前の「古代の古代」の時代、王の継承は父系も母系もないまぜだった。
- 明治の大日本帝国憲法が「古代の近代」の思想を明文化した。
- 軍国主義下の日本はそれを絶対視した。
- 戦後の新憲法や皇室典範はその呪縛から逃れられなかった。
- よって、この本の提言は「まず唐文化の絶対視・模倣を停止すべきである」
- 「大宝律令の時代には、女性天皇はもちろん、女系天皇も容認されていた」
- ならいま女性を排除する理由ってあるん?
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