『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :渡瀬裕哉
- 出版社 :PHP研究所
- 定価 :960円+税
- 発売日 :2022年3月16日
- 新書 :224ページ
- ISBN-10:456985186X
- ISBN-13:978-4569851860
『よむかも』な本のポイント
- アメリカがやばいと世界がやばくて投資家が儲かる! ってやばくない。
『よむかも』な本のレビュー
- 『儲かる!米国政治学』よむかも。
- 民主党・共和党の特徴や予算の決め方、政府高官人事、
- インフラや半導体などの経済・産業政策、戦争をめぐるスタンス――
- この本はそれらを徹底解説してるんだって。
- 2022年の中間選挙、2024年の大統領選挙までも射程に入れているんだって。
- まさに「すでに起きている未来を伝える」本ってわけね。
- 気になるのは「儲かる!」ってところだよね、やっぱり。
- 著者の人は普段、投資関係の人にアメリカ政治を解説しててそれをまとめ。
- 機関投資家と同じ視点で見られるようになれば、儲かる! みたいな。
- まあ、そう簡単にはいかないかもだけど「米国政治の実用書」としてよし。
- 例えば、米軍の意思は原子力空母がどこにいるかでわかるんだって。
- ロシアもそれを見て「よし、アメリカは殴り返してこないな」思ったとか。
- 民主主義サミット失敗、権力機構の言いなりにならざるを得ず。
- バイデン政権の外交・安全保障は非常に稚拙なんだとか。
- ロシア危機による原油価格高騰も逆風に。
- もしも共和党政権だったなら、支持基盤は石油やガスの企業。
- シェールガスの規制を緩和して国有地でガンガン採掘。
- されど民主党は環境団体が支持基盤、その一手は打てない。
- この状況で本来やるべき政策がまったくできていないんだって。
- イランと仲良くする方針も痛い。
- 必然、イランと仲の悪いサウジやUAEとの仲が悪くなるからね。
- 「石油増産お願いします」
- 「え、民主主義サミット呼んでくれなかったよね? 俺たち敵なんでしょ?」
- 結果、石油備蓄放出という絆創膏処置しかできず……。
- しかしアメリカは40年ぶりの高インフレ。何かやるっきゃない。
- もう利上げしかない。
- バイデン政権が国内政治でも外交でも無能すぎてFRBがやるっきゃない。
- 機関投資家は「ロシア危機とは関係なくインフレはしばらく続く」
- FRBの利上げがあまりに速いと経済が壊れる。
- 11月の中間選挙はどっちが勝っても僅差。結局グダグダな政権運営になる。
- 将来の見通しは明るくない。2年後の大統領選は超右派V.S.超左派。
- どっちが勝っても分断は必至。
- 分断すると賛否が際どい条約や法律を作れなくなる最悪。
- すると行政協定や大統領令。それらは大統領交代のたびひっくり返ることに。
- アメリカは世界の中心。中国だってアメリカを見て政策を決めている。
- 今後は、4年に一度のガラポンでそのたびに世界情勢が混乱する世の中になる。
- 選挙で民主党が勝つか共和党が勝つか。
- その分析が死ぬほど大事になってくるんだって。
儲かる! 米国政治学 (PHP新書)
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