『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :藤井達夫
- 出版社 :集英社
- 定価 :860円+税
- 発売日 :2021年11月17日
- 新書 :256ページ
- ISBN-10:4087211940
- ISBN-13:978-4087211948
『よむかも』な本のポイント
- 何が本当に正しいかなんて俺は言ってない。
- 悔いが残らない方を自分で選べ。
- わかってる、わかってるんだけど、ね。
『よむかも』な本のレビュー
- 『代表制民主主義はなぜ失敗したのか』よむかも。
- 「ポピュリズムの脅威に今先進各国がさらされている」って話。
- 「その理由は代表制度が今民主主義へマイナスに働いているから」って話。
- そも民主主義の目的とは。
- ――共有されるべきもの(自然や公的制度)の私物化を防ぐこと。
- ――政治の私物化=専制を防ぐこと。
- すなわち「民主主義と代表制度は必ずしも同一じゃない」って話。
- では、なぜ代表制度が発展したか。
- ――近代民主主義では国家規模から代表制度が不可避だった。
- ――工業中心の経済成長の下で両者の相性はよかった。
- 今、民主主義は危機に直面している。代表制度そのものを廃止すべきか?
- この本は「代表制度の廃止ではなく、改革」を訴える。
- そしてそれを急ぐ必要性を説く。
- それは自由を制限しても治安と成長を保証しているように見える――
- すなわち中国型の政治が今、若者たちに魅力的に映っているからだ。
代表制民主主義はなぜ失敗したのか (集英社新書)
世界中をポピュリズムが席捲する中、わたしたちの民主主義はどこへ向かうのか。 人々は政党や議会には期待せず、時に自らの自由の制限もいとわずにトップの強いリーダーシップを望むようになった。 著者は古典から最先端の政治理論まで駆使し、選挙と政党を...
コメントする?