スペイン内戦と国際旅団:ユダヤ人兵士の回想

歴史・地理

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :シグムント・ステイン
  • 翻訳      :辻由美
  • 出版社   :みすず書房
  • 定価      :4000円+税
  • 発売日   :2021年7月26日
  • 単行本   :344ページ
  • ISBN-10:4622090074
  • ISBN-13:978-4622090076

『よむかも』な本のポイント

  • スターリニズムの本質とは。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『スペイン内戦と国際旅団:ユダヤ人兵士の回想』よむかも。
  • 1936年、ファシズムが欧州を席巻する中、共和国スペインで反乱軍が蜂起。
  • 率いるはフランコ将軍――だが、武装した市民の抵抗でクーデターは失敗。
  • これより長きにわたる内戦へ突入する。
  • 独伊の支援を受ける反乱軍、一方共和国は孤立無援だった。
  • そんな中、世界中から約3万5000人もの青年たちが義勇兵として集う。
  • もって「国際旅団」が編制されるが、高邁な精神に比して戦闘力はいま一つ。
  • そこへ、ソ連からの共和国への兵器供与、軍事顧問派遣――
  • まさに福音とさえ思われた。
  • しかし共和国の主導権を握ろうとするスターリンの「赤色テロ」
  • 内部対立を引き起こし、共和国は瓦解した。
  • 著者はユダヤ人共産主義者。
  • スターリンへの疑念を払拭すべく、国際旅団に加わった。
  • だが、逆にスターリニズムの本質を知ることになった。
  • 九死に一生を得て、スターリニズムを告発する。
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