- 『人間主義的経営』よむかも。
- 著者:ブルネロ・クチネリ 翻訳:岩崎春夫
- 出版社:クロスメディア・パブリッシング
- 定価:1680円+税 発売日:2021年3月26日 単行本:268ページ
- ISBN-10:4295405299 ISBN-13:978-4295405290
- ブルネロ・クチネリ。その名を聞いたことがある人は、そう多くないかも。
- (もちろん私も聞いたことなかった)
- シンプルかつ高品質なカシミヤセーターはファッションリーダーたちの憧れ。
- 価格が一桁違う。超高級ブランド。それがブルネロ・クチネリ。
- 創業者の名もブルネロ・クチネリ。それがブルネロ・クチネリ。
- この本は、そんなブランド創業者の哲学的自省録だって。
- (自省録とは、自らの行動を省みる言葉などを書き留めた備忘録的な)
- ラグジュアリーブランドの歴史と今。そして将来の予感が記されている。
- イタリアの自然豊かな拠点・ソロメオ村の大地、人間、空気と時間――
- それがクチネリさんの自伝的経営書なんだって。
- クチネリさんはブランド経営の根幹に、著名な哲学者たちの言葉を据える。
- (ローマ皇帝マルクス・アウレリウスやソクラテスね)
- 「理念なき経営」が批判される昨今、経営者は原点に立ち返る必要あるある。
- この本は、今後の日本の企業経営を考える上でも有意義である。
- 「E(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)」っていうじゃない。
- その観点から企業経営や資本主義を見直す動きが加速している感あるある。
- 「人間のための資本主義」とは「人間や自然を傷つけず利益を生む資本主義」
- 肩に力を込めず、自然体で。
- すべての生産プロセスを人間中心に組み立てる。
- そうして生み出される真の価値創造。
- それは、中途半端な環境経営やハラスメント、短期利益主義とは一線を画す。
- (広告ではエコと言いながらも、実際はほとんど何もしていなかったりのね)
- クチネリさんの考えは、現在・未来の企業家に光を示す。
- そして、その上で最重要の課題を問いかける。
- 「簡素で美しいプロダクトやサービスを提供できているか?」
- 「所属する社員・メンバーの潜在する可能性を引き出せているか?」
- 「そして『後世の人々の利益』の番人となれているか?」
- これらの疑問に答えるこの本には、クチネリさんの成功の秘訣、凝縮。
- 今後、数十年にわたって何回も読み返せそうな一冊なんだって。
- (日々を生きるのに精いっぱいで)
- (後世の人々の利益を考えるゆとりのない私)
- (ユニクロを着てブルネロ・クチネリを語る私ってひょっとしてダサい?)
- (いやユニクロは全然悪くないんだけどね。むしろいいんだけどね……)
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