謹訳 徒然草

文学・評論

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :林望
  • 出版社   :祥伝社
  • 定価      :1800円+税
  • 発売日   :2021年12月1日
  • 単行本   :312ページ
  • ISBN-10:4396617755
  • ISBN-13:978-4396617752

『よむかも』な本のポイント

  • 謹訳は朗読するのがいいらしい。
  • そういえば、最近朗読の漫画もあったよね。
  • 朗読ブーム到来の予感か(いや、ひょっとしてすでに?)

『よむかも』な本のレビュー

  • 『謹訳 徒然草』よむかも。
  • この本は、随筆文学の最高峰といわれる『徒然草』の現代語訳ね。
  • わかりやすく、リズミカルな文体が特徴、的な。
  • 『徒然草』といえば教科書でもおなじみの古典。
  • されど、古典を読むのは勉強じゃなくて、エンターテインメント。
  • 100年、500年後に読んでもやっぱりおもしろい。じゃなきゃ古典にならない。
  • おもしろいからこそ、今まで残ってきたんだよ。
  • (――っていう逆転の発想。勉強嫌いな私は目からウロコ)
  • 「ふふふ」と笑いながら訳し、「ふふふ」と笑いながら読んでほしい。
  • それが『謹訳』の意味。「謹厳実直な訳」ということらしい。
  • ちなみに著者が独自に生み出した手法らしいね。
  • (謹訳――初めて聞きました)
  • 具体的には、外に出す注釈をできるだけ省く。
  • わかりにくい言葉は文章の中に補足として入れ込む。
  • それによって、すっ、と読めるようになっている。
  • (――っていう何それ嬉しい)
  • (確かに注釈いったり本文戻ったりするの大変だもんね)
  • (とくに巻末にまとめてあるやつね!)
  • 古典学的な基礎をしっかりと押さえ、なじみのない人でも抵抗なく読める。
  • そのために基本的に頭注などをつけない。それが謹訳のコンセプト。
  • さらに、謹訳は朗読がおすすめみたい。
  • (朗読と言えば、最近そんな漫画あったな、流行ってるのかな、朗読)
  • 声に出して読んで楽しいように書いてある、それもまた謹訳。
  • 笑ってほしいオチのところは、オチっぽく。哲学的なとこはしかつめらしく。
  • そういう訳仕分けに心砕かれているんだって。
  • (心砕かれているは言い方おかしい意味変わってくるかもだけどわかるよね?)
  • 死は誰のすぐ隣にもある。当世の言葉遣いや暮らしぶり。真の色好みとは?
  • 上人批判かと思いきやギャグからの美しい恋バナから仏教的哲学まで。
  • 小さな宝箱のようにいろんな話が詰まってる。
  • 眠られぬ夜のための座右の一冊になるかもしれない。
  • それが『謹訳 徒然草』なんだって。
  • (確かに一冊、枕元に欲しくなってきた、気がする)
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