『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :吉増剛造
- 出版社 :講談社
- 定価 :1100円+税
- 発売日 :2021年11月17日
- 新書 :320ページ
- ISBN-10:406518827X
- ISBN-13:978-4065188279
『よむかも』な本のポイント
- ホントそれなー、詩とは何か。
『よむかも』な本のレビュー
- 『詩とは何か』よむかも。
- 著者は、現代詩を代表する詩人・吉増剛造さん。
- この本は、その詩論。
- ただし、詩人・林浩平さんによる聞き書き形式。
- ために、逡巡しながら言葉を紡ぎ出す語り口。
- 本人によるトークセッション的な趣がある。
- エミリー・ディキンソン、パウル・ツェランなど――
- 影響を受けた先人についての評釈に始まる語りあり。
- それはカフカ、ゴッホ、フリージャズにまで射程を伸ばす。
- 捉えがたいものを捕らえようとする――
- 詩の「立ち上がり」を巡る迷宮めいた考察に展開していく。
- 異分野のアーティストらとのコラボセッションにも意欲的な吉増さん。
- ノイズや逸脱、飛躍を偏愛するその姿勢。
- 60年に及ぶ詩作を通じて、どこに辿り着こうとしてきたのか。
- そして、どこまでその行程を延ばそうとしているのか。
- 言葉が届かないもどかしさ。
- その中からもおぼろげに浮かび上がってくるものがある一冊。
詩とは何か (講談社現代新書)
現代における「詩」の本質とは? 世界最高峰の詩人の1人、吉増剛造が60年の詩業の果てに辿り着いた境地を縦横無尽に語り尽くす。 現代最高の詩人による究極の詩論、ついに登場! 世界大戦、原爆、そして3.11。数多の「傷」を閲した現代における詩の...
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