- 『画家たちのパートナー:その愛と葛藤』よむかも。
- 著者:千足伸行 出版社:論創社
- 定価:2400円+税 発売日:2021年4月12日 単行本:352ページ
- ISBN-10:4846019993 ISBN-13:978-4846019990
- パートナーは画家たちの作品にどんな影響を及ぼしたか。
- この本は、画家たちのパートナーに光を当てた美術史本。
- (画家のパートナーをフィーチャーした美術本は珍しいかも)
- 紹介される13人の画家(および女流2人)には良妻も悪妻もいたって話。
- 愛情あふれる肖像画を描かれたマネ夫人。
- 対して、冷え切った仲のセザンヌ夫人は静物みたいに描かれ続けた。
- モネが妻カミーユを頻繁に描いたのは、モデル代を浮かすためって。
- (「カミーユが男の名前で何で悪いんだ!」って。言いたくなっただけ)
- あと、田舎暮らしで適当なモデルがいなかったためって……。
- 金銭面はもとより重要だったらしい。
- 夫の絵が売れない妻は、赤貧の暮らしを余儀なくされた。
- 売れ行きに関係なく浪費家の妻もいた。
- 内縁関係も多かったそう。
- シャヴァンヌは73歳で、夫と死別した名家出身の77歳と結婚した。
- 画家の外面と素顔のギャップが鮮明に描かれている。
- 興味本位になりがちな私生活の裏側を描くだけじゃ終わらない。
- 画家の生き方と作品の生命力、その関係を掘り下げている。
- 出色の美術書だって。
https://amzn.to/3czJAdP
コメントする?