『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :笹井恵里子
- 出版社 :中央公論新社
- 定価 :820円+税
- 発売日 :2021年7月8日
- 新書 :208ページ
- ISBN-10:4121507339
- ISBN-13:978-4121507334
『よむかも』な本のポイント
- 孤立社会の問題はそろそろ深刻化して表出すると思うの。
『よむかも』な本のレビュー
- 『潜入・ゴミ屋敷:孤立社会が生む新しい病』よむかも。
- 世界の新しい側面を見せてくれる。テーマは「ゴミ屋敷」である。
- 足の踏み場がない、どころか。家に出入りするのも難しい。
- 物にあふれた家はなぜ生まれるのか?
- 外では普通の社会生活を営めている、なのに自宅をゴミ屋敷にしてしまう。
- そんな人の存在、心の問題。
- 著者は2018年の春から何度も取材してきた。しかもただの傍観者じゃない。
- 東京都大田区を中心に生前・遺品整理を行う「あんしんネット」
- その現場で、作業員の一員として、物の整理やごみの処理を行った。
- 実際に足を運んだ現場が読者にも見えるように、と描かれたゴミ屋敷壮絶。
- 積み上がったゴミの臭い、部屋の湿度まで伝わってくるよう。
- 糞尿の入った容器や袋、あちこちから虫が湧く部屋。
- 身震いしてしまうほどのリアルさがある。
- 作業環境の過酷さも、少しページをめくればわかる。
- まだ見たことがないものを、人は手に取って読みたくなる。
- 記者自らが清掃作業を行って書かれたゴミ屋敷、そこに関わる人々の姿――
- オリジナリティの塊である。
- 見たことのない世界を、見てみたいあなたに。
- ゴミ屋敷いかがでしょうか。
潜入・ゴミ屋敷-孤立社会が生む新しい病 (中公新書ラクレ, 733)
きつい、汚い、危険。 この「3K」で究極の仕事といえばゴミ屋敷清掃だろう。 山積みのゴミを片付けるだけならまだいい。ときには虫がわいている箇所に手を突っ込み、人の便や尿さえも処理しなければならない。誰もやりたくないが、誰かがやらなければいけ...
コメントする?