『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :鈴木冬悠人
- 出版社 :新潮社
- 定価 :760円+税
- 発売日 :2021年8月18日
- 新書 :224ページ
- ISBN-10:4106109174
- ISBN-13:978-4106109171
『よむかも』な本のポイント
- 戦争だけは本当に、すべてを狂わせる。
『よむかも』な本のレビュー
- 『日本大空襲「実行犯」の告白:なぜ46万人は殺されたのか』よむかも。
- 歴史に埋もれていた米空軍将校246人への聞き取り調査を実施。
- それを基に「無差別爆撃実行の経緯」に迫る。
- 米航空戦略の基礎を築いたのは「天才」ビリー・ミッチェル。
- 彼は「航空戦力の本質は、敵国中枢部への直接攻撃にある」と考えていた。
- それはパール・ハーバーで証明される。
- ルーズベルトは激怒し、陸軍航空軍のトップに報復を命じた。
- 当時の陸軍航空軍のトップはヘンリー・アーノルド。
- 彼の発案で始まったのがB29の開発である。
- B29は1944年に実戦配備された。
- だが、気流や天気、兵の練度の低さもあり――
- 軍事拠点のみを狙う「人道的な」精密爆撃は不調に……。
- 開発に30億ドル……
- 航空軍の悲願である陸軍からの独立……
- そのためには「航空戦力で日本が降伏」という実績が必要だった。
- そして採用された無差別爆撃――
- 死者は約46万人である。
日本大空襲「実行犯」の告白~なぜ46万人は殺されたのか (新潮新書)
第二次大戦末期、わずか一年足らずの空爆で約46万人もの命が奪われた。すでに敗色濃厚の日本に対して、なぜそれほど徹底的な爆撃がなされたのか。最大の理由は、空爆を実行したアメリカ航空軍の成り立ちにあった。当時、陸軍の下部組織という立場にあり、時...
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