フラッシュ:ある犬の伝記

文学・評論
  • 『フラッシュ:ある犬の伝記』よむかも。
  • 著者:ヴァージニア・ウルフ 翻訳:岩崎雅之 出版社:幻戯書房
  • 定価:2600円+税 発売日:2021年2月26日 単行本:264ページ
  • ISBN-10:4864882150 ISBN-13:978-4864882156
  • 「けれど、陽気で愛らしい友よ、際限がないのだ」
  • 「お前の素晴らしさを褒め称えれば!」
  • とは、ビクトリア朝の詩人、エリザベス・バレット・ブラウニングの詩。
  • そんなふうに手放しに称賛される友とは「犬」のこと。
  • (犬好きの人この気持ちわかりますか?)
  • この本は、愛犬の目を通して語られる詩人の日常。伝記小説。
  • 弟の死に悲嘆する詩人を見かね、友人から送られたスパニエル犬。
  • その名前がタイトルのフラッシュ。
  • 子犬が成犬となり、やがて老衰していく。その一生を追う。
  • 英国版『吾輩は猫である』ならぬ「吾輩は犬である」
  • 著者の人は『灯台へ』『ダロウェイ夫人』などで知られる英国作家。
  • 自身、愛犬家だったそーな。(ウルフなのに……ウルフだから?)
  • 前代の詩人に仮託して、犬の生態を生き生きと叙述した小説に仕上がってる。
  • 犬の記憶が混濁して現在と過去が入り混じるあたり。
  • 伝家の宝刀「意識の流れ」の手法が冴える。
  • ウルフの飼い犬へのエッセイ付き。犬づくしの一冊。
  • (これ読んで『吾輩は猫である』を思い浮かベる日本人は多いはず)
  • (私は『愛撫』が思い浮かんだな)(まだよむかもだけど)
  • (犬派はS、猫派はM。「このどMが!」って蔑まれがち)
  • (でもじつは猫派の方がIQが高いってやり返されたり)
  • (犬派か猫派か。それは人類の永遠のテーマである)
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