『よむかも』な本の基本情報
- 監修 :阿部誠
- 出版社 :新星出版社
- 定価 :1200円+税
- 発売日 :2021年3月10日
- 単行本 :168ページ
- ISBN-10:4405120110
- ISBN-13:978-4405120112
『よむかも』な本のポイント
- 大きな買い物ほど「なんでこれ買っちゃったんだろう」あるある。
『よむかも』な本のレビュー
- 『サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学』よむかも。
- 人生の大きな決断といえば? 不動産購入、結婚、離婚、転職……
- 決断するとき「自分は合理的に考え、合理的に行動する」って思う。
- でも実際には「あれ? なんでこれ買っちゃったんだっけ?」
- 非合理的な要素で大きな決断をしてしまうこともしばしば……
- 行動経済学は、人間の非合理的な意思決定を解説するための学問。
- この本はそれを図式化していて非常にわかりやすい。
- 不動産購入時。
- いろいろ物件を見ているうちに予め決めていた予算をオーバー。
- なのに予算超えを正当化して自分を納得させる。
- そして10年後くらいに後悔する。あるある。
- これを行動経済学で考えてみる。
- アンカリング効果、ヒューリスティック効果、認知バイアス、
- 選択的知覚、ハロー効果、サンクコスト効果――。
- 数々の行動経済学のわなにはまった結果、人は非合理的判断に至ってしまう。
- 行動経済学には大きな3つの特徴がある。
- 1つ目は「確率と意思決定」
- 確率が低いと分かっているのに、歪んだ認識と意思決定をしちゃう。
- 宝くじを買っちゃう気持ち。ワクチンの重度副反応を怖れる気持ち。
- 2つ目は「時間と意思決定」
- 人は未来のことよりも、目の前の「今」を優先して考えちゃう。
- さっきの不動産の購入も、10年後の後悔より目先の価値を優先した結果ね。
- 3つ目は「社会的選好」
- 他人のことを忖度したり、他人の目を気にして、自分のことを決めちゃう。
- ちょい派手めの服を買おうと思っても、通勤を意識して地味めにしたり。
- 仕事では客観的に判断できる人も、自分自身のことになれば私情に揺れる。
- 優秀な仕事人ほど、専門外となると、感情が揺れ動く。
- 結果、行動経済学のわなにはまってしまうのだ。
- まあ、非合理であっても「結果、良かった」と思えれば、それはそれでよし!
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