『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :澤宮優
- 出版社 :KADOKAWA
- 定価 :960円+税
- 発売日 :2021年10月8日
- 新書 :280ページ
- ISBN-10:4040823974
- ISBN-13:978-4040823973
『よむかも』な本のポイント
- イップスは、プロスポーツ界で近年よく聞くようになった言葉です。
- 過度な反復練習はしないでください。あと、部屋は明るくして、……
『よむかも』な本のレビュー
- 『イップス:魔病を乗り越えたアスリートたち』よむかも。
- イップス。それはプロスポーツ界で近年よく聞くようになった言葉。
- 投げる、打つ――
- 当たり前のようにできていたことがある日突然、できなくなる。
- あまりに不可解。
- だからこそ、一般の人でも興味を持たずにはいられないんじゃなかろうか。
- そして正確な定義もないまま言葉だけがひとり歩きしている感もあるある。
- この本はイップスに苦しんだ野球選手とゴルファー計五人にインタビュー。
- その発症と克服の過程を追っているよ。
- 登場するのは岩本勉さんや森本稀哲さん。
- 「え、あの人が?」と驚く人も多いかも。
- じつはイップスを隠してプレーしてる選手は私たちが想像するより多い事実。
- 多くのアスリートがこの症状に悩んでいるという。
- その原因はまだ解明まではされていないんだけど、ある程度の共通点はある。
- 技術的な欠陥、失敗できないプレッシャー、情報過多による精神的混乱――。
- でも克服までの過程は人によってまったく違うらしいね。
- 最悪、転身を余儀なくされることも多いそう。
- そうは言っても医学的な見地からの解明ももちろん進んではきてる。
- この本では「職業性ジストニア」って脳疾患の一種との研究結果をご紹介。
- 「反復練習のしすぎで発症する」って見解もまた興味深いって話。
- しかしてしかし、イップスにはまだ確立された治療法はない。
- それぞれに合った手段を探すしかないのが現状のようだ。
- しかしてしかし、そうしてもがき苦しんだ経験が後に財産になったって声も。
- イップスは野球やゴルフの選手ばかりじゃない。
- 広いアスリートに見られる症状だ。
- つまり、スポーツ以外にもこれに似た現象があるかも。
- イップスに陥ったときの心の持ち方やその対処法、また悩む者への指導法――
- つまり、ストレス多きビジネスパーソンにも役に立つかもしれないって話ね。
イップス 魔病を乗り越えたアスリートたち (角川新書)
大事な場面で、手が動かない。その原因はメンタルではなく脳にあった! 原因は、メンタルではなく脳にあった! 大事な場面で、手が動かない。 突如アスリートを襲い、選手生命を脅かす魔病とされてきた「イップス」。 長年、心の病の印象が強かったが、そ...
コメントする?