『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :中島岳志、保坂展人
- 出版社 :朝日新聞出版
- 定価 :790円+税
- 発売日 :2021年7月13日
- 新書 :224ページ
- ISBN-10:4022951346
- ISBN-13:978-4022951342
『よむかも』な本のポイント
- まず、この腐敗するシステム自体は変えられないんだろうか。
『よむかも』な本のレビュー
- 『こんな政権なら乗れる』よむかも。
- 政治学者と政治家の対談本。
- 現政権に嫌気が差してる人はたぶん多いよね。私もそうだし。
- でも、野党も……って感じ。
- じゃあ、どんな政権なら乗れる? って話。
- 政治学者である中島岳志氏が今注目するのが、現世田谷区長の保坂展人氏。
- 保坂氏は、社民党の衆議院議員から2011年に世田谷区長選挙に立候補し当選。
- 自然エネルギーの自治体間連携、下北沢駅前再開発、空き家活用マッチング、
- 保育の質を落とさない待機児童解消、同性パートナーシップ宣誓などなど、
- 画期的な政策を次々に実現しているそうな。
- この本では、保坂氏の政策を検証しながら、よりよい民主主義を探る。
- 注目すべきは、野党に対するふたりの見解だ。
- 今重要なのは、野党側がもう一隻の魅力的な船を出すことだけどできてない。
- 野党は失敗や失策を批判するだけで、支持が集まらない。
- 旧民主党の流れをくむ立憲民主党の問題点は、意思決定のプロセスが古い。
- 森喜朗氏の五輪大会組織委員会会長辞任は、昭和のオヤジ的発想が原因。
- 旧態依然とした考え方は通用しなくなってきている。
- そこに野党が切り込むポイントがあるはずだ。
- 民主党政権が失敗した原因の一つは「八ツ場ダム中止」だと分析。
- すなわち、性急な方針転換と調整能力の低さだった。
- 民主党の中には連立内の少数派を軽視する傾向が見られたという。
- 合意形成のシステムがうまくできていないと、政策は回らない。
- 今必要なのは政権交代ではなく、政権運営の質の転換である。
Amazon.co.jp
コメントする?