沖縄はアメリカだった！？ってなんで？

答えは、太平洋戦争後、27年間にわたり沖縄はアメリカの統治下にあったよ。

沖縄はアメリカだった！？　日本もアメリカだった！？

今年（2022年）は沖縄の「本土復帰」50年にあたる年だね。
沖縄が日本に戻ったのは1972年5月15日のこと。
太平洋戦争後、27年間にわたり沖縄はアメリカの統治下にあったんだ。
日本がアメリカを中心とする連合国と戦った太平洋戦争。
その末期の1945年3月26日。
アメリカ軍が沖縄本島の西にある慶良間けらま諸島に上陸。
日本軍との間で約3カ月間、地上戦が続いた。
日本軍は兵力不足を補うため、沖縄の住民や14歳以上の学生を大勢動員。
本土を守るための持久戦を展開したんだ。
その結果、多くの住民が島の中を逃げ惑い、その命を落とすことに……。
日本軍から集団死を強いられたり、避難場所から追い出された人も多かった。
沖縄戦の戦没者は約20万人。うち沖縄の住民9万4000人。
沖縄出身者2万8228人。日本軍の軍人・軍属9万4136人。アメリカ軍1万2520人。
県民の4人に1人が亡くなったとも言われているよ。
そんな太平洋戦争は同年に終結。敗戦した日本は連合国に占領されたんだ。
（そういう意味だと「日本はアメリカだった！？」と言えなくもないよね）
そして1952年4月、サンフランシスコ講和条約が発効して占領は終わった。
条約によって日本は独立した国としての主権を回復。
でも沖縄、奄美諸島、小笠原諸島はアメリカの統治下に置かれたままだった。
沖縄の本土復帰の日、お金はドルから円に切り替わった。
復帰前日の1972年5月14日にはドルのサヨナラセールもあったんだって。
パスポートが必要だった本土との行き来は自由に。
さらに道路は6年後の1978年7月30日、左側通行になったんだ。
（それまではアメリカと同じ右側通行だった）
復帰後の沖縄はインフラが整備されて発展。
沖縄の自然環境や文化、芸能は今では大人気になっているよね。
一方、アメリカ軍基地の多くは今も沖縄に置かれてる。
本土復帰とは何だったのか？　沖縄は今もアメリカのまま？
いろいろと考えさせられるよね。

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