- 答えは、将来的に腎臓病の治療に使えるのでは…って期待されているよ。
私の腎臓でよろしければ……
- 腎臓は血液中の老廃物を濃し出し、尿として体外に排泄する。
- 重要な働きをする臓器だね。
- 病気で腎臓が損なわれると、腎臓の働きを肩代わりする人工透析が必要に……。
- これを一生涯、受け続けなくちゃいけないんだ。
- ただし「腎臓の移植」を受けることができれば、人工透析から解放される!
- しかし移植を待つ患者に比べて、腎臓の提供者の数は少ないのが現実……。
- そこで「ブタの腎臓を活用できないか?」
- ブタの腎臓を人間に移植できるようになれば、腎臓病に苦しむ人を救える!
- ……でも、種類が異なるブタの腎臓を人間に移植するなんてできるの?
- そう、異物を排除する免疫が働いて、移植した腎臓はすぐ損なわれちゃう……。
- そこで「ブタの腎臓に免疫が働かないように遺伝子を改変」
- (ニューヨーク大学ランゴン移植研究所の研究グループによる研究)
- 脳死と判定された患者の太ももの血管をブタの腎臓につなげてみた。
- と、尿をつくる機能をちゃんと果たせることを確認できた!
- 54時間観察した結果、免疫による拒絶も起きなかったんだ。
- そこで「将来的には腎臓病の治療にブタの腎臓を使えるのでは……」
- って、期待されているよ!
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