- 答えは、翅の表面の細かい構造で、反射する光の色が変化してるから。
- タマムシって光の当たり方や見る向きで色が変化して見えるよね。
- これは色素によって色が見えるのではないからなんだ。
- タマムシの上翅(外側の翅)の表面はとっても細かい構造になってる。
- このとっても細かい構造によって、反射する光の色が変化するんだ。
- このようなメカニズムで見られる色を「構造色」っていうんだよ。
- 「厚さ10万分の数mmほどの透明な層が、20層ほど積み重なってる」
- これがタマムシの上翅の構造ね。
- それぞれの表面で反射した光は、目に届くまでの距離がわずかに異なる。
- 光には波の性質があって、光の色とは波の波長のこと。
- 目に届くまでの微妙な距離の違いが波長のずれとなり、色の変化が生じる。
- 複数の面からの反射光が合わさった光。
- その波の山と山が重なるとその色は強く見える。
- 山と谷が重なるとその色は弱く見える。
- こうして複数の面からの反射光が複雑に強め合い弱め合いを繰り返す。
- それによってタマムシの複雑で美しい色がうまれているんだね。
- (ちなみに、このしくみはシャボン玉の虹色ともよく似てるね)
- (シャボン玉では同じ現象がシャボン膜の表面と裏面の反射光で起きてる)
- (ちなみに「構造色の覇気!!!」って言いたくなるのは私だけ?)
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