- 答えは、鳥が魚の卵を運んでくれたから。
- 周囲に川がなく閉ざされた湖や池にも、魚の群れが棲んでることあるよね。
- この魚たちって、いったいどこからやってきたんだろうね……？
- 例えば、植物の種子は硬い殻に覆われてる。
- だから、鳥に食べられても糞とともに種子が散布されることが知られてる。
- でも、魚の卵はやわらかい……。
- なので、鳥に食べられたら消化されちゃう……、って考えられていたんだ。
- ところが、マガモが食べたコイの卵のうち約0.2%が糞とともに排泄された！？
- （ハンガリー・ドナウ研究所を中心とする研究チームによる報告）
- 研究では、2種類のコイから8000個の卵を集めて、8羽のマガモに食べさせた。
- すると、食後4時間ほどで18個（約0.2%）が無傷の状態で糞とともに出てきた！
- コイは一度に数十万個の卵を産むこともある……。
- じゃあ、実際はかなりの数がマガモの糞とともに散布されると予想できる。
- しかも、マガモは渡り鳥――卵はかなり遠くまで運ばれる可能性があるね。
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