傷がケロイドになることがあるのはなんで?

生物
  • 答えは、傷が深く、悪条件が重なるとケロイドができるよ。
傷はよく洗って、消毒して、早くきれいに治したいね!

  • ヒトの皮膚は「表皮」「真皮」の二層構造になっているよ。
  • 例えば、膝を地面に軽くこすったくらいなら血は出ないよね。
  • これは血管がない表皮の細胞が削れただけだからなんだ。
  • そのため、時間が経つと新しい細胞が上に押し出されてきて元通りに!
  • 皮膚をこすると取れる垢は、古くなった表皮の細胞なんだ。
  • でも、スパイクなどが膝に当たって深い傷ができた場合、真皮が傷つく。
  • ここまで傷つくと血液やリンパ液が出てくるね。
  • そして、これらが固まってかさぶたになるんだ。
  • かさぶたは傷が乾燥するのを防ぐ。
  • そして、いろんな物質を分泌して、傷を治すのに必要な細胞を体中から呼ぶ!
  • 痛くて赤くなるのは「炎症」が起こるから。
  • 炎症によって、傷を埋めるために必要な繊維(コラーゲン)がつくられる。
  • また、傷に酸素を送るために血管が増える。
  • 炎症は傷が深くなるほど強くなる。
  • これに悪条件が重なると、繊維や血管がつくられすぎてしまうことがある。
  • これが「ケロイド」ってわけね。
  • この悪条件とは「傷が引っ張られることで細菌が増えてしまう」など。
  • 例えば、膝は毎日曲げ伸ばしするから、炎症がとても強くなる。
  • 傷を怖がって洗えないと、細菌が増えてさらに傷が深くなる。
  • こういったときにケロイドはできるんだ。
  • じつは、この皮膚の炎症が強くなりやすい体質もあるんだって!?
  • 地球での生物の進化の過程では、水中の生物が陸地に上がった。
  • そのときから生物は皮膚を熱くして体を乾燥から守るようになったんだ。
  • そうして人間はたくさんの可能性を手に入れた。
  • でも同時に、傷あとが残るようになるって欠点も手に入れてしまったんだね。

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