小惑星衝突が恐竜絶滅のきっかけと考えられているのはなんで?
小惑星衝突が恐竜絶滅のきっかけと考えられているのはなんで?
- 答えは、小惑星から噴出した物質が拡散、地球環境の変動をもたらしたから。
- 地球では過去5回、生物の大量絶滅が起きたことがわかっているよ。
- そのうち最も有名なのが約6600万年前の白亜紀末に起きた!
- 恐竜やアンモナイトの大絶滅!
- この原因と考えられているのは、直径約12㎞の小惑星の地球への衝突なんだ。
- 小惑星から噴出した物質が拡散。
- 地球の大気や海洋環境の変動をもたらして、絶滅につながったと考えられる。
- この説は当初、仮説とされていたんだけど……。
- 白亜紀/古第三紀境界に形成された直径約200㎞のクレーター。
- チチュルブ・クレーターがメキシコ・ユカタン半島沖で発見された。
- そのため、現在ではこの説は確実なものだって考えられている。
- チチュルブ・クレーターの中心部から約45㎞の地点。
- そこに衝突によってできたピークリングと呼ばれる場所がある。
- その地中から「イリジウム」が多く含まれた地層が発見された。
- (イリジウムは、小惑星が持つ元素として特徴的なものなんだ)
- その土を掘削、全長830mにわたる地層の試料を採取。
- それを分析したところ、130m分が小惑星衝突に関係する堆積層だと判明。
- さらに、イリジウムを大量に含む層は、堆積層の最上部に位置していた。
- イリジウムの濃度は「1gあたり1ng程度」と他の層の30倍以上だった。
- そのため、小惑星からの噴出物が大気中に飛び散って浮遊。
- 衝突より数年から数十年かけて降り積もった可能性が考えられる。
- 白亜紀/古第三紀境界のイリジウム層は、これまで世界各地で確認されてた。
- でも、チチュルブ・クレーターの内部からは見つかってなかった。
- これを世界各地の白亜紀/古第三紀境界前後に堆積した地層と比較する。
- と、大規模な小惑星衝突によって飛散した物質。
- それがどのように地球全体へ拡散したかを知ることができる。
- そしたら、恐竜絶滅前後の環境変動がより明らかになるかもしれないね。
コメントしてね!