- 答えは、水分ロス抑制と防御のため。
我々のトゲの秘密に気付いたか!?
- サボテンが多く生息するのは、南北アメリカ大陸など。
- ここは、年間降水量が100mm前後。
- 日中は非常に高温で乾燥しているけど、夜間は冷えて結露する。
- とっても過酷な地域なんだね。
- トゲは、このような過酷な環境の中で生き残るため!
- サボテンの生存戦略の一つなんだ!
- 多くの植物では、葉は光合成や蒸散などの生理作用を行う器官として発達。
- 効率的に光を受けて、気孔からCO2を取り込み蒸散を行う――
- これには、薄くて広い形態が有利だったんだ。
- ところが、サボテンの生息する地域で通常の葉では水分ロスが大きい!
- 葉はすぐに枯れてしまうよ……。
- そこでサボテンは、葉ではなく茎に気孔を発達させて光合成を行うように。
- と、葉は不要になって、トゲに変化!
- 蒸散を抑えるとともに防御の役割を果たすようになったんだ。
- 水分や栄養を多く含むサボテンの茎は、水やエサに飢えた動物にはごちそう!
- トゲがないと簡単に食べられてしまうのね。
- また最近の研究では、トゲは夜間に結露した水分を吸収している。
- 過酷な地域に生息するサボテンは、トゲで身を守っているんだね!
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