金星の自転の向きが地球と違うのはなんで?

天文
  • 答えは衝突しょうとつ」と太陽や他の惑星の「潮汐ちょうせき」が原因だよ。
みんなちがって、みんないい

  • 地球の自転軸は約23.4°傾いてる。他の惑星もほとんどが30°以下。
  • しかし、金星は177°、天王星は98°
  • そして、自転は惑星によって大きく異なってるって特徴があるね。
  • 惑星の自転の速度や向きを変化させる理由は主に二つ考えられる。
  • 一つ目は「衝突」、二つ目は太陽や他の惑星の重力が引き起こす「潮汐
  • まず、惑星はミクロンサイズの小さなちりが集まり大きくなって形成される。
  • 集まったちりが10~100kmほどの微惑星になる。
  • それら微惑星が衝突合体!――1000kmほどの原始惑星に成長する。
  • さらに10個ほどの原始惑星が巨大衝突合体!――金星や地球などの岩石惑星に。
  • ここでポイント、「巨大衝突はさまざまな速度や向き(角度)で起こる
  • その結果、衝突のたびに天体の自転の速度や向きが変化するわけね。
  • 巨大衝突の時代が終わった後も惑星の自転は数億年かけて変化し続ける。
  • その原因が「潮汐」
  • 太陽や木星などの惑星は、金星や地球を重力で引っ張る。
  • 潮汐とは「その引っ張る力が場所によって異なることで生じる影響」なんだ。
  • 金星の大気は地球に比べてとても分厚い。
  • そして、場所(昼側と夜側など)によって温度が違う。
  • この大気が潮汐によって偏った場所に集められる。
  • それによって生じる摩擦は、場所によって異なる力を地面に与える。
  • これが自転にブレーキをかけたり、自転の向きを変えたりするんだ。
  • 金星の自転は衝突と潮汐によって長い年月をかけ現在の姿になったわけね!

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