環境への影響が少ないプラスチックが必要なのはなんで?
環境への影響が少ないプラスチックが必要なのはなんで?
- 答えは、「海洋プラスチック」が大きな環境問題になっているから。
- 「海洋プラスチック」とは何ぞや?
- 廃棄されたプラスチックなどが適切に処理されずに流出、海を汚染すること。
- これに今、期待が高まっているのが「生分解性プラスチック」!
- 通常のプラスチックを、微生物が持つ酵素で分解する!
- ……でも、そんな微生物が自然界のどこにでもいるわけじゃないよね?
- 「じゃあ生分解性プラスチックでも自然界に長く残るじゃん!?」って。
- そこで生分解性プラスチック(ポリ乳酸)に「分解酵素」を混ぜ込もう!
- (東京大学と高輝度光科学研究センターの研究グループによる研究)
- ……でも、分解酵素は熱に弱いから、成形時の熱で働かなくなるよね?
- そこで研究グループは考えました。
- 「分解酵素を熱から守るポリマーゲルに絡めて混ぜ込めばいいじゃんね!」
- ――こうして、プラスチック成形時の熱にも耐えられるようになったんだ。
- 結果、200℃の高温でも成形でき、製品として使っているときは分解しない。
- そして、自然界に出て水に触れると徐々に分解しはじめる。
- そんなプラスチックの開発に成功したよ!
- このプラスチックは細かくしてから水につけると、より速やかに分解される。
- 自然界への影響が少ない新たなプラスチックとして今後が期待されているよ。
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