- 答えは、背骨にある椎骨が扁平化したり、椎間板がすり減るから。
- 背骨は、低くて丸い缶詰みたいな円柱状の骨が縦に積み重なってできてる。
- その1個1個を椎骨といい、首に7個、胸に12個、腰に5個並んでる。
- 椎骨と椎骨の間にはクッションの役目をする椎間板が挟まれてる。
- (椎間板は、軟骨とコラーゲン繊維でできてる)
- この椎骨か椎間板(あるいは両方とも)の、前方(腹側)がすり減る。
- すると、背骨が後方へ突き出して猫背になるんだよ。
- 椎骨は、腹側の椎体と背側の椎弓から構成されてる。
- 背側の椎弓は上下に関節を形成しているため、比較的強固。
- 一方、腹側の椎体は胸部臓器や腹部臓器の重みがかかるためすり減りやすい。
- すり減る原因は主に以下の6種類。
- 姿勢性……普段からの前かがみ姿勢
- 老年性……高齢による
- 外傷性……圧迫骨折
- 炎症性……結核や強直性脊椎炎
- 腫瘍性……椎骨腫瘍
- 先天性……生まれつき
- 原因としては圧倒的に姿勢性と老年性が多い。
- 椎骨と椎間板の腹側に過剰に強い圧力がかかると扁平化(圧迫骨折)する。
- また、椎骨の扁平化には、骨粗鬆症が隠れていることが多い。
- 骨粗鬆症が発生する原因は以下のとおり。
- 骨タンパクの形成不全
- 骨タンパクへのカルシウム沈着不足
- 両方とも骨への重力負荷が大変重要になってる。
- 重力の少ない宇宙空間に数週間いると、骨障害で立ち上がるのも困難になる。
- 椎体に過剰な力がかからないよう正しい姿勢を保つ
- 運動によって骨に正しく重力がかかるようにする
- 以上に気をつければ、骨が丈夫になって猫背を防ぐことができるよ。
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