- 答えは、摩擦熱で感熱紙表面の化学物質が反応するから。
- レジのレシートの印刷なんかに使われる感熱紙。
- これには、ロイコ染料とか顕色剤が紙の表面に塗られてる。
- ロイコ染料は色のもととなる物質で、顕色剤は発色させるための酸性の物質。
- 感熱紙の表面は熱を発するものを当てると、その部分だけ化学反応が起きる。
- (熱を発するものは感熱プリンターではサーマルヘッドと呼ばれる部分)
- 化学反応が起きると発色して黒くなる、っていうしくみなんだな。
- この反応は一定以上の熱で起きる。
- だからドライヤーの熱風とか熱いお湯を入れたカップとかでも黒くなる。
- 爪や指で強くこすると摩擦熱で反応するからやっぱり黒くなるってわけ。
- ちなみに、この化学反応は顕色剤の酸性を利用してる。
- なので、アルカリ性の虫刺され薬なんか塗ると、色が消えたり薄くなったり。
- アルカリ性で消えた部分に今度は酸性のお酢を塗ってみる。
- するとあーら不思議元通り……とまではならないけれど、色が少し回復する。
- ちょっと実験してみたくなるよね。
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