- 答えは、恐竜類の化石から「気嚢炎」という病気の痕跡が発見されたよ。
ごほっ、ごほっ……
- 恐竜だって生き物! だから、いろんな病気にかかってたはず! って話。
- でも、その病気の痕跡を探るのはとっても難しい……。
- だって、化石はほとんど骨しか残っていないからね。
- 病気の症状が現れるのは、筋肉や内臓。
- でもそういった部分は、めったに化石としては残らない。
- それでも運よく見つかった証拠から、恐竜の病気を探る手がかりが!?
- 例えば「気嚢炎」という病気の痕跡を恐竜類の化石から発見したって論文が。
(グレートプレーンズ恐竜博物館のD・カリー・ウッドラフ博士たちによる) - その恐竜の化石は――
- アメリカのモンタナ州に分布する中生代ジュラ紀後期の地層から発見!
(中生代ジュラ紀後期は約1億5000万年前ね) - 竜脚類(ディプロドクス類)の首の骨とみられているよ。
- 竜脚類の特徴は――
- 小さな頭に長い首! どっしりとした胴体! 柱のような四肢! 長い尾!
- 全長20mを越える種もたくさんいた植物食恐竜のグループ!
- 気嚢炎の「気嚢」とは、現在の鳥類が持つ呼吸器官。
- 多くの恐竜類もこの気嚢を持っていたと考えられているよ。
- ヒトには気嚢はないんだけど、まあ肺みたいなものと考えて。
- ヒトの肺炎は、ときに入院が必要なほど大きな病気……。
- 恐竜が気嚢炎にかかっていたとして、一体どんな症状が出てたんだろう……?
- 本当のところはわからないけど、肺炎みたいな感じだったらと想像すると……
- 咳に悩まされたり、呼吸をすることもむずかしかったかも。
- 鼻水だって出ていたかもしれないよね。
- 高熱に悩まされたり、食欲が出なくてやせちゃったり。
- 長い首を持っていたってことは、喉の痛みも広範囲になっていたかも。
- 絶滅した恐竜類に呼吸器系の病気が確認されたのはこのケースが初めて。
- 意外と、健康な恐竜の方が少なかったのかもしれないよね。
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