ミツバチは怒らせたほうがいいってなんで?

生物
  • 答えは、薬品にも使われる高品質の「蜂毒はちどく」をつくるから。

  • ミツバチの毒針には「蜂毒」と呼ばれる毒液が蓄えられているよ。
  • 蜂毒は毒の混合物で、いろんなタンパク質が毒成分として含まれてる。
  • この蜂毒に含まれるタンパク質の量や種類が、怒ったミツバチほど多くなる!
  • (オーストラリア・カーティン大学などの研究グループによる発見)
  • 蜂毒は数千年も前からさまざまな病気の治療に使われてきた。
  • 現代でも民間療法や研究用の薬品に使われてたりする。
  • 最近では、がん、関節炎、HIV感染症などなど――
  • 病気や感染症に対する医薬品への応用が期待されてる!
  • 蜂毒に含まれるタンパク質の量や種類が豊富なほど、その品質は高くなる。
  • すなわち、研究や治療の効果も高くなる!
  • ……でも、蜂毒の品質にはバラつきがあって、品質を高める要因は謎だった。
  • そこで、セイヨウミツバチの蜂毒の量や、組成を変化させる要因を調査!
  • 研究の結果――
  • 蜂毒には99種類ものタンパク質が含まれていた。
  • そのうち約3分の2は新たに見つかった成分。
  • 刺激装置を使って怒ったミツバチは「高品質の蜂毒」を生成してた。
    (高品質の蜂毒はタンパク質の種類が豊富で、かつ密度の高いもの)
  • 気温が高いと蜂毒の量が減った。
  • この研究成果は、より質の高い蜂毒の生産を可能に!
  • すなわち、新たな医薬品の開発にもつながっていくはずだよ。

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