ミヤマキンバイが厳しい大雪山で生き抜けるのはなんで?
ミヤマキンバイが厳しい大雪山で生き抜けるのはなんで?
- 答えは、根を大きくして厳しい環境を生き抜く高山植物だから。
- 高山は低地に比べて気温が低く、強い風が吹きつけることが多い。
- 植物にとってはとっても厳しい環境だね。
- とくに厳しいのが「雪田」や「雪渓」と呼ばれる場所。
- 大量の雪が吹き溜まり、夏までそれが残ってる。
- そこでは1年のうちで植物が育成できる期間は2か月間以下ってことも……。
- だから高山に自生する植物は、高山の環境に適するように進化してる!
- 北海道の大雪山などに広く分布する高山植物、ミヤマキンバイ。
- いったいどうやって高山の環境に適応しているんだろうね?
- 「風衝地」と「雪田」でミヤマキンバイを採集して比較したよ。
- 北海道大学の研究グループによる調査。
- 「風衝地」は大雪山の強い風が吹きつけ、雪がほとんど積もらない1か所。
- 「雪田」は雪の深さが浅い場所と深い場所の2か所。
- 結果、風衝地に比べ、雪田の方は全体重に対する根の割合が約3倍大きかった!
- 育成期間は――
- 風衝地………年間168日
- 浅い雪田……年間91日
- 深い雪田……年間65日
- 雪田のミヤマキンバイは短い夏になんとか花を咲かせ、種を残してる!
- そのために前年までに得た栄養を大きな根に蓄えて利用してる!
コメントしてね!