マンモスのDNAがわかるのはなんで?

生物
  • 答えは、100万年以上前のマンモスの化石の歯にDNAが残っていたから。
  • 生命の設計図であるDNA。
  • 2本鎖で比較的安定な構造をしてるから、化石にも残っていることがあるよ。
  • ただし安定とはいっても、生き物の遺骸に含まれるDNAは徐々に分解される。
  • じゃあ、どれだけ古い化石までDNAは残っているんだろーね?
  • 1994年、8000万年前の白亜紀の恐竜化石からDNAを抽出、って研究報告がある。
  • 1995年には、恐竜の卵についても報告された。
  • さらに、2億5000万年前のバクテリアのDNA配列を決定した、との研究も。
  • ――でも残念ながら、これらの報告は誤りだったことがのちに分かった。
  • その後にDNAの保存期間やDNA汚染に対する理解が深まったためね。
  • それら化石のDNAは本物ではなく「他の生き物のDNAが混入したもの」だった。
  • 一方、良好に保存された化石なら、数十万年もの長期間DNAが残ることもある。
  • 例えば、シベリアの永久凍土から発掘された化石。
  • 56~78万年前のウマの骨
  • 100万年以上前のマンモス
  • ――など、前期~中期更新世の化石にもDNAは残されていたんだ。
  • 「絶滅種と原生種との関係や進化の過程を明らかに!」
  • これらの化石のDNAは、そのための重要な情報を与えてくれる。
  • ……でも、永久凍土でもその限界は「260万年前まで」とされている。
  • それ以前は温暖だったため、永久凍土が形成されていないからね。
  • では、人類の化石からDNAが報告された最古の例は……?
  • スペインの洞窟遺跡シマ・デ・ロス・ウエソスの「43万年前の人骨」だよ。
  • 現在、人類の化石のDNA研究は精力的に進められてる。
  • ホモ・サピエンスやホモ・ネアンデルターレンシス――。
  • これらの人骨のDNAから、人類進化の詳細が徐々に描き出されてきているよ!

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